京阪神のJR在来線、13日夕から全面運休

2014/10/13付
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列島を縦断する恐れが強まっている台風19号の接近に伴い、近畿地方では12日、交通機関を中心に事前に備える動きが急ピッチで進んだ。JR西日本は大阪環状線など京阪神中心に在来線24線で、影響が本格化するとみられる13日午後4時前後から最終まで全列車の運行を取りやめる。3連休明けの14日朝については13日夕に判断する。

台風接近による列車の運休予定を伝える駅構内の表示(12日午後、JR大阪駅)

台風接近による列車の運休予定を伝える駅構内の表示(12日午後、JR大阪駅)

京阪神地区では全面的な運休となり、JR西が計画的にこうした措置をとるのは初めて。「風雨が規制値を超えて列車が駅間などで止まり、乗客が長時間、閉じ込められるなどの混乱を回避するために決めた」という。

一方、阪急や近鉄、南海、京阪の私鉄各社はいずれも「雨や風の状況を見ながら必要に応じて運休などを判断する」(近鉄秘書広報部)とし、あらかじめ13日の運休を決めているところはない。

大型で強い台風19号は13日午前0時現在、屋久島の西約220キロを時速約20キロで北東へ進んだ。中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。中心から半径280キロ以内が暴風域。

13日午前にも勢力を保ったまま九州南部に上陸する可能性が高まった。日本列島を縦断する恐れがあり、気象庁は暴風や大雨への警戒を求めた。

静岡県では12日、漁港で釣りの男性が高波にさらわれ行方不明となった。鹿児島県などでは強風で転倒し脚を骨折するなどのけがが判明し、これまでの重軽傷者は36人。

気象庁によると、沖縄県本部町で12日未明、1時間に61.5ミリの非常に激しい雨を観測。国頭村では瞬間風速45.3メートル、鹿児島県の与論島などでは40.1メートルの非常に強い風が吹いた。

13日は、西日本や東日本でも太平洋側を中心に風雨が強まり、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れもある。14日午前0時までの24時間予想雨量はいずれも多い所で、四国450ミリ、九州南部と近畿400ミリ、九州北部と東海300ミリ、中国と関東甲信250ミリ。

13日に予想される最大瞬間風速は九州南部と四国、近畿、東海50メートル、九州北部と奄美45メートル、北陸35メートル。海上は大しけとなる。竜巻などの突風や落雷、高潮にも警戒が必要だ。

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