2019年2月19日(火)

東洋ゴム、産業用ゴムで不正 必要な検査行わず

2017/2/7 17:09 (2017/2/7 17:38更新)
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東洋ゴム工業は7日、子会社の東洋ゴム化工品が製造する産業用ゴム製品について、必要な検査を行わずに出荷するなどの不正行為があったと発表した。船舶向けのバルブに使われる「シートリング」と呼ばれる製品で、納入先は1社という。

7日午後5時から大阪市内で記者会見した同社の小野浩一・取締役常務執行役員は「痛恨の極みで大変重く受け止めている。心からおわび申し上げる」と謝罪した。

東洋ゴムによると、検査担当社員1人が、納入先に示した頻度の検査をしなかったり、未検査なのに過去のデータを検査成績表に転記したりしていた。不正行為に関与した社員は1人で、この社員が担当した製品は2009~17年に出荷された約12万9千個という。社員は調査に「面倒くさかった」と話している。

シートリングの納入先が、完成品のバルブの全数検査をしており、東洋ゴムは「納入先からは性能面の問題はないと聞いている」としている。現時点では交換を納入先から求められていないという。

東洋ゴムでは2007年、断熱パネルの耐火性能を偽っていた問題が発覚。15年3月には免震ゴムの性能データの改ざんが判明し、さらに同10月、鉄道車両などで使われる防振ゴムでも不正行為が明るみに出た。

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