ロンドン外為23日 ポンドは小幅続伸 ユーロは反落
【NQNロンドン】23日のロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで小幅に続伸した。英国時間16時の時点では、前週末の同時点と比べて0.0010ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.3290~3300ドルだった。
英製薬大手アストラゼネカが23日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの高い有効性を発表しポンド買いが広がった。午後に一段高となり、一時は1.3395ドル付近まで上げる場面もあった。午後に発表された11月の米購買担当者景気指数(PMI)が製造業とサービス業ともに市場予想を上回り、主要通貨に対するドル買いを支えたこともあり、ポンドの上げ幅は縮小した。
ユーロは対ドルで反落した。前週末の16時と比べて0.0040ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1810~20ドルだった。コロナワクチンの開発期待で投資家のリスク許容度が高まりユーロは午前に買いが広がっていたが、午後に下落に転じた。
円は対ドルで下落した。前週末の16時と比べて60銭円安・ドル高の1ドル=104円40~50銭だった。小動きで推移した後、午後に円売り・ドル買いが強まった。
円の対ユーロ相場も下落した。同40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=123円40~50銭だった。