【NQNロンドン】12日のロンドン外国為替市場で円相場は横ばいだった。英国時間16時時点では、11日の同時点と同水準の1ドル=112円20~30銭だった。
目立った取引材料に乏しく、日中を通して方向感の出にくい値動きで推移した。午後に米週間新規失業保険申請件数の減少を受けて一時112円40銭台まで円が下げる場面があった。
円の対ユーロ相場は小幅続落した。同10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=133円ちょうど~10銭だった。
ユーロは対ドルで横ばいだった。前日と同水準の1ユーロ=1.1840~50ドルだった。ユーロは終盤に一時1.1820ドル台まで下げる場面があったが、その後やや買い戻された。
英ポンドは対ドルで続落した。同0.0020ドルポンド安・ドル高の1ポンド=1.3160~70ドルだった。ポンド買い・ドル売りが優勢でロンドン市場に入った後、午前遅くに欧州連合(EU)離脱交渉の先行き不透明感を警戒したポンド売りが強まり、下落に転じた。5回目のEU離脱交渉会合の会見でEUのバルニエ主席交渉官が「交渉は行き詰まっている」などと発言した。
ポンドは対ユーロでも下落し、1ユーロ=0.8990~9000ポンド程度で取引された。