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【NQNロンドン】11日のロンドン外国為替市場で円相場は下落した。英国時間16時時点では、前週末8日の同時点と比べて60銭円安・ドル高の1ドル=110円30~40銭だった。
朝方から円売り・ドル買いが優勢で推移した。午後に米国市場が始まると、米長期金利の上昇を背景にした円売り・ドル買いが強まり、円は下げ幅を広げた。もっとも、この日は主要な米経済指標の発表予定はなく、円の下値を探る動きは限られた。ドルはユーロなど他の欧州通貨に対しても上昇した。
円の対ユーロ相場は小幅ながら反落した。同10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=124円40~50銭だった。午後に一時124円80銭台まで円売りが進む場面があった。
ユーロは対ドルで4日続落した。同16時時点に比べ0.0050ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1270~80ドルだった。午後にユーロ売り・ドル買いが強まり、1.30ドル台から急速に下げ幅を広げた。対ドルでの円売り、ポンド売りが波及し、ユーロも1.1272ドル付近と昨年2018年12月中旬以来、約2カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準を付ける場面があたった。
英ポンドは対ドルで続落した。同0.0080ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.2860~70ドルだった。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感がくすぶるなか、朝方発表になった18年の英国内総生産(GDP、速報値)の伸び率が12年以来、6年ぶりの低水準となったことから、国内景気の先行きを懸念したポンド売りが膨らんだ。
スイスフランは対ドルで下落した。同0.0040スイスフランのフラン安・ドル高の1ドル=1.0040~50スイスフランだった。