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【NQNロンドン】11日のロンドン外国為替市場で円相場は下落した。英国時間16時時点では、前日10日の同時点と比べて30銭円安・ドル高の1ドル=111円40~50銭だった。
終日円売り・ドル買いが優勢で、特に午後に入り、米長期金利の上昇に歩調を合わせる形で円は下げ幅を広げた。日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出た。
円の対ユーロ相場は続落した。同20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円10~20銭だった。対ドルでの円売りの流れが円売り・ユーロ買いに波及した。
ユーロは対ドルで反落した。同16時時点に比べ0.0020ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1580~90ドルだった。
英ポンドは対ドルで3営業日ぶりに反落した。同0.0020ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.2990~1300ドルだった。朝方発表になった5~7月の英失業率で賃金が上昇したことを受けてポンド買いが強まる場面があったが、買いの勢いは続かなかった。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感がくすぶっており、ポンドの重荷になった。午後に英中央銀行イングランド銀行のカーニー総裁の任期が2020年1月末まで延長されるとの発表があったが、相場への影響は限定的だった。