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【NQNロンドン=椎名遥香】14日午前のロンドン外国為替市場でユーロ相場は対ドルで小幅に下げている。英国時間9時30分時点は1ユーロ=1.0990~1.1000ドルと前日16時時点と比べて0.0020ドルのユーロ安・ドル高だった。14日発表の中国経済指標が市場予想を下回り、貿易などを通じて中国の景気動向の影響を受けやすい欧州経済の先行き懸念につながった。
早朝発表の7~9月期の独実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は前期比0.1%増とマイナス成長を回避した。だが市場では、停滞感を払拭するには不十分と受け止められた。
英ポンドは対ドルで上昇している。英国時間9時30分時点は1ポンド=1.2850~60ドルと前日16時時点に比べ0.0020ドルのポンド高・ドル安だった。英政府統計局が9時30分に発表した10月の英小売売上高は前月比0.1%減と金融情報会社リフィニティブがまとめた市場予想(0.2%増)に反して減ったものの、現時点では外為市場での反応は限られている。