韓国大統領府「中距離弾道ミサイルと推定」 米と電話協議
【ソウル=鈴木壮太郎】韓国大統領府高官は29日、北朝鮮が同日発射した弾道ミサイルを「中距離弾道ミサイル『火星12』と推定している」と語った。北朝鮮への対抗措置として、「(原子力空母や爆撃機など)米国の戦略資産の展開も検討している」と明らかにした。
韓国空軍は同日、北朝鮮への対抗措置としてF15戦闘機4機を出動させ、爆弾8発を投下する訓練を実施した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が指示した。
韓国大統領府によると米韓で相次ぎ電話協議を開いた。マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)と鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は同日、電話で話し合い、マクマスター氏は文氏の対北朝鮮政策と韓国政府の対抗措置について、全面的に支持すると伝えたという。
ティラーソン米国務長官と康京和(カン・ギョンファ)外相も電話協議し、安保理緊急会合で対北朝鮮でより強力な制裁を求めることを確認した。