米鉄鋼業界、輸入制限をトランプ氏に要請

2017/8/25 10:35
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【ニューヨーク=稲井創一】米鉄鋼業界25社の首脳がトランプ大統領に鉄鋼の輸入制限を要請する書簡を送ったことが明らかになった。ロイター通信が24日報じた。「大統領の速やかな支援を求める」と訴えている。

書簡は23日付で「4月以降も鉄鋼輸入は増加傾向。輸入を是正し、国内企業の設備稼働率や利益水準を健全なレベルに回復させねばならない」と強調しているという。

トランプ政権は鉄鋼を過剰生産する中国を念頭にダンピング(不当廉売)の阻止を狙っている。すでに4月、鉄鋼やアルミニウムの大量輸入が米国の安全保障に及ぼす被害を調査するようロス商務長官に指示。鉄鋼業界はこうした動きをさらに加速させることを、書簡で迫った格好だ。

ただ、輸入制限を実施すると米国内の鋼材価格上昇につながりかねず、米自動車業界などからの反発も必至だ。政権が輸入制限に踏み切るまでには曲折も予想される。

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