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ニューヨーカーのバイブル「ビレッジボイス」紙廃刊へ

【ニューヨーク=伴百江】ニューヨーカーのバイブルとして62年にわたり親しまれてきたコミュニティー週刊紙「ビレッジボイス」が発行を停止する。今後は電子版だけで情報を発信する。同紙はリベラルなニューヨーカーの声を代表する政治評論、最新カルチャーやファッション情報を発信。全盛期を知る世代の間では廃刊を惜しむ声も多い。

ビレッジボイスは米国を代表する作家ノーマン・メイラー氏らがマンハッタンのグリニッジ・ビレッジで1955年に創刊した。政治や文化に照準を合わせて成功し、コミュニティー紙のモデルとして全米に同様の新聞発刊の動きが広がった。

80年代にはアパート探しの不動産広告から前衛芸術、新しい食文化など、ニューヨークの最先端の情報源として人気を集めた。読者は新聞の名称を短縮して「ボイス」と呼び、これを小脇に抱えビレッジやソーホーの街を闊歩(かっぽ)することが先端ニューヨーカーのスタイルだった。

90年代後半には競争激化に直面したが、無料化で存廃の危機を免れた。何度かオーナーが入れ替わり、現在のピーター・バーベイ氏は発行部数を12万部に伸ばしたが、同氏は「読者の新聞離れや、毎日の情報更新への需要が高まっている」と表明。電子版に絞った情報発信への切り替えを決断した。ソーシャルメディアではボイスの紙廃刊を嘆く投稿が相次いでいる。

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