米、北朝鮮の「自制」評価 トランプ氏が対話実現期待

2017/8/23 11:08 (2017/8/23 13:40更新)
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は22日、アリゾナ州で開いた集会で、北朝鮮情勢を巡って「何か前向きなことが起きるかもしれない」と述べた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が足元でミサイル発射を控えていることを念頭に「彼が我々を尊重し始めたことに敬意を評する」とも述べ、米朝対話の実現に期待を示した。

ティラーソン米国務長官も同日の記者会見で、「北朝鮮は自制を示している」と一定の評価を示した。21日に始まった米韓合同軍事演習を巡って北朝鮮との緊張が続くなか、対話に向けて北朝鮮にメッセージを送った。

ティラーソン氏は会見で、今月5日に国連安全保障理事会で追加制裁が採択されて以降、北朝鮮が弾道ミサイル発射などの挑発行為に出ていないことに言及。「注目したい」と評価する意向を示した。そのうえで「近い将来の対話への道が見えつつあることを望む」とも語った。

北朝鮮は今月9日、グアム沖への弾道ミサイル発射を警告したが、金正恩委員長は「米国の出方を見守る」として当面の見送りを示唆した。一方で米韓合同演習には反発を強めており、挑発行為への懸念は消えていない。

一方、米財務省は22日、北朝鮮の核・ミサイル開発に関与したとして、中国やロシアの企業10社と関係者6人に追加制裁を科したと発表している。米国内の資産凍結や米企業・個人との取引を禁じ、北朝鮮の核開発の資金源を断つ狙いがある。北朝鮮に自制を求める一方で、暴発抑止に向けて中ロに影響力行使を迫る構えは変えていない。

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