2019年8月20日(火)

ハリケーン「イルマ」経済損失、当初予想の半分以下に
熱帯低気圧に変化、650万世帯がなお停電

2017/9/12 9:05
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【ニューヨーク=平野麻理子、メキシコシティ=丸山修一】大型のハリケーン「イルマ」は11日、勢力を熱帯低気圧に落とした。イルマが直撃したカリブ海諸島や米南東部フロリダ州では大雨や強風の被害が広がり、多数の死者が出た。フロリダ州では今も約650万戸が停電し、市民生活に大きな影響が出ている。ただ、予想とは異なる進路を進んだため、経済損失は当初想定の半分以下にとどまる見込みだ。

ハリケーンの到達で冠水した道路(10日、米フロリダ州)=AP

キューバ政府は11日、国営メディアを通じ、イルマによって国内で10人の死亡が確認されたと発表した。最も多くの死者を出したのは首都ハバナで、倒壊した建物の下敷きになったことが主な原因だという。ロイター通信によると、イルマによってカリブ海諸国ではキューバを含め合計38人が亡くなった。米ABCテレビは11日、米国では少なくとも8人の死亡が確認されたと報じた。

イルマが当初の想定より西寄りに進路を取り、フロリダ州最大都市のマイアミや東海岸の大都市が直撃を免れたことから、経済損失の規模は当初予想の半分以下にとどまる見込みだ。災害リスク分析のAIRワールドワイドは1250億~1300億ドル(約13兆6千億~14兆円)としていた保険業界の損失予想について11日、「200億ドル~400億ドル程度」に下方修正した。

フロリダ州では11日昼時点で、全世帯の65%にあたる650万戸以上が停電している。電力の復旧には数週間かかると見られ、日常生活に加え、主力の観光業や農業への悪影響が予想される。

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