メキシコ地震、死者96人に 製油所再開に遅れ
【メキシコシティ=丸山修一】メキシコ南部沖で発生した地震で、地元メディアは11日、死者が少なくとも96人に達したと報じた。最も被害が大きかった南部オアハカ州で犠牲者が増えており、同州だけで76人の死亡が確認された。倒壊した家屋の下敷きになった人が多く、捜索の進展で他州を含め、犠牲者数が今後も増える可能性がある。
一方、国営石油会社ペメックスは同日、地震による影響を調べるため、8日に操業を停止したオアハカ州の製油所の再開が遅れていると明らかにした。ロイター通信が伝えた。
余震が続き、施設の安全確認に時間がかかっていることが原因だという。同製油所はペメックスが保有する最大規模の製油所で、今後の国内供給に影響が生じる恐れもある。
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