2017年11月25日(土)

ハリケーン「イルマ」、10日に米フロリダ上陸も

2017/9/9 9:46
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 【ニューヨーク=稲井創一】カリブ海を北上中の大型ハリケーン「イルマ」が10日午前(日本時間同日午後)にも米南東部フロリダ州に上陸する可能性が高まっている。フロリダにある世界的な観光地「ディズニーワールド」は10日から2日間閉鎖する。被害予想地域では住民の避難が続くなど、ハリケーンへの備えを急いだ。

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、米東部時間の8日午後5時段階でイルマの最大風速は毎秒68メートル。勢力は最大の「カテゴリー5」からいったん「4」に引き下げられたが、その後再び「5」に戻った。

 「避難地域にいる人はとにかく早く避難してください」。フロリダ州のリック・スコット知事は8日、住民に呼びかけた。同州は米国で4番目に人口が多く、海に囲まれた低地が主体で人的被害も予想される。避難地域も広大で8日はフロリダ各地の高速道路で渋滞が多発した。

 避難を急ぐ車がガソリンスタンドに殺到。現地報道によると、州内の主要都市であるマイアミやフォートローダデールのガソリンスタンドの36%がガソリンがない状態で、住民避難の足かせにもなりかねないという。

 年間5000万人以上が訪れるディズニーワールドは8日、10日と11日に閉鎖すると発表した。閉鎖は2016年10月のハリケーン「マシュー」の接近以来で、46年の歴史の中で5回目の終日閉鎖になる。同じ地域にあるユニバーサル・スタジオ・フロリダは9日午後7時から営業を停止し、10日と11日も閉鎖する方針だ。ディズニーとユニバーサル・スタジオは現時点で12日の営業再開を予定している。

 トランプ米大統領が保有する別荘があるフロリダ州パームビーチにも10日ごろイルマが直撃する可能性がある。同別荘は安倍晋三首相や中国の習近平国家主席が招かれた場所としても知られる。米メディアによると、トランプ氏の別荘はもともと厚さ1メートルの壁が設けられるなど、ハリケーン対策が施されている。

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