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汚職疑惑の南ア・ズマ大統領、無記名で不信任投票

【ナイロビ=飛田雅則】南アフリカのムベテ国民議会議長は7日、ズマ大統領の不信任投票について無記名で8日に実施すると表明した。8年以上も政権を握るズマ氏には、汚職疑惑が取り沙汰され国民の不満が広がる。野党に加え、ズマ氏が率いる与党の有力者からも辞任要求が出ている。無記名投票により与党から造反者が続出すれば、ズマ氏は辞任に追い込まれる可能性がある。

「南アフリカの人々は議会に希望を見いだすことになる」と、ムベテ議長はこう語った。汚職疑惑や経済低迷を批判する野党は、無記名でのズマ氏への不信任投票の実施を求めていた。態度を留保したムベテ議長は憲法裁判所に判断を依頼した。6月に憲法裁はムベテ議長が投票の形式を決定する権限を持つと判断。議長の決断が注目されていた。

南アの国民議会(下院)は400議席あり、与党のアフリカ民族会議(ANC)が249議席を占める。不信任案が成立するには過半数が必要。ANCの議員から50人以上の造反者が出れば、不信任案が成立し、ズマ氏は任期途中で大統領の座を追われることとなる。

ここへ来てANCの有力者からも大統領批判が相次ぐ。ラマポーザ副大統領は金銭が重視される党の現状を指摘し、ズマ氏を非難。3月に突如、財務相を解任されたゴーダン氏は「別の人物が大統領になるべきだ」と公然と語る。ただ党内には依然根強い支持者もおり、不信任が成立するかは予断を許さない状況となっている。

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