2017年11月24日(金)

米ウェルズ・ファーゴの不正、規模拡大へ SEC提出資料で報告

2017/8/5 10:58
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 【ニューヨーク=大塚節雄】米銀大手ウェルズ・ファーゴは4日、顧客に無断で口座を開くなどの不正営業の規模が拡大する可能性を明らかにした。調査期間を広げるなどして精査し、不正な口座開設が従来の200万件強から大幅に増える見通しになった。

 米証券取引委員会(SEC)に提出した決算関連の資料で報告した。

 ウェルズの不正営業は昨年9月に明らかになり、トップの辞任に発展した。行員らの間に預金やクレジットカードの口座を勝手につくって営業実績を水増しする行為が横行。2011~15年に200万件強の不正開設があったと報告していた。調査の対象を09~16年秋に広げ、精査した結果、件数が大幅に増える見通しとなったという。

 報告では、6月末時点で司法関係の損失を最大33億ドルと見積もっているが、それを上回る損失が発生する可能性にも言及した。

 自動車ローン業務を巡っては、すでに自動車保険に入っている顧客に対しても保険の加入を求め、結果的に二重に保険料を払わせるといった事例が広がっていた。現在、57万人の顧客に対し、計8000万ドルの返還作業を進めている。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は4日、米通貨監督庁(OCC)がこの件で同行に制裁金を科すことを検討をしていると報じた。不祥事発覚から1年。信頼回復への道のりはなお厳しそうだ。

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