ベネズエラ、3日にも制憲議会発足 票操作の疑いも
【サンパウロ=外山尚之】ベネズエラ政府は3日にも制憲議会を発足させる方針を固めた。スペイン国営通信EFEが2日伝えた。マドゥロ大統領の妻で7月30日の制憲議会選で選出されたシリア・フローレス氏が明らかにした。野党は受け入れを拒否しており、衝突が予想される。
制憲議会選で票を操作された疑いも浮上した。選挙に電子投票システムを提供した英スマートマティックは2日、「投票結果は改ざんされており、少なくとも100万票は実際の結果とは差異がある」と発表した。ベネズエラの選挙管理委員会は「でたらめな主張だ」と反論したが、証拠は示さなかった。