【NQNロンドン】24日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで伸び悩んでいる。英国時間11時半の時点では、前日16時の時点に比べ0.0010ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.2880~90ドル。
朝方はポンド買いで始まったものの、欧州連合(EU)加盟国による英国の離脱延期などについての判断を控え、買いは抑えられている。
ユーロも対ドルで伸び悩んでいる。前日16時の時点と比べて0.0010ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1120~30ドル。
朝方に発表されたフランスの10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回ったことをきっかけに、ユーロは一段高となる場面もあった。その後発表されたドイツとユーロ圏それぞれの10月の製造業PMI速報値がともに市場予想を下回ると上げ幅は縮まり、小幅高の水準圏で推移している。
円は対ドルで横ばいとなっている。前日16時の時点とほぼ同水準の1ドル=108円60~70銭で推移している。朝方からかなり狭い範囲で推移している。
英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前日の終値に比べ0.91%高とやや上げ幅を広げている。医薬品と石油株の上昇が株価指数を押し上げている。個別では、医薬品のアストラゼネカが約4%高、航空機エンジンのロールス・ロイスが3%安と目立つ。
欧州各国の主要株式相場も上昇している。ドイツ株式指数(DAX)は0.54%高。フランスのCAC40も0.55%、イタリアのFTSE・MIBも0.78%、それぞれ上げた。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル60.98ドル付近に下げた。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1489.25ドル前後と軟調だ。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場は上昇している。