欧州市場の主要指標11時半 株軒並み高 復興基金の合意を好感

2020/7/21 20:17
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【NQNロンドン=椎名遥香】21日午前の欧州株式相場は軒並み上げている。イタリアのFTSE・MIBは英国時間の11時半時点で、前日の終値に比べ2.1%高い2万1055。欧州連合(EU)の首脳は21日、7500億ユーロ(約92兆円)の復興基金案で合意した。域内景気の回復期待から、銀行など景気敏感株を中心に買いが広がった。基金は新型コロナウイルで特に大きな打撃を受けたイタリアなど南欧を中心に支援する見通しで、南欧の株価指数の上昇が目立つ。スペインのIBEX35は1.8%、ドイツ株式指数(DAX)は1.7%、フランスのCAC40は1.3%、それぞれ上げている。英国株にも買いが波及し、FTSE100種総合株価指数は前日終値を0.5%上回る水準で推移している。

ロンドン外国為替市場ではポンド高・ドル安が進んでいる。英国時間11時半の時点で、前日の16時時点に比べ0.0060ドルのポンド高・ドル安の1ポンド=1.2700~10ドル。復興基金案の合意や新型コロナワクチンの開発の進捗を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まり、安全通貨とされるドルを売ってポンドを買う動きが出た。

ユーロは対ドルで小幅に上げている。英国時間11時半の時点で、前日の16時時点に比べ0.0010ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1450~60ドルとなっている。復興基金案の合意が追い風となっているが、事前に合意を見込んでユーロを買っていた投資家からの利益確定売りも出て、上昇は小幅にとどまっている。

ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場も上昇。期近の9月物は前日比2%超高い1バレル44ドル台半ばで推移している。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場は小幅に上げ、指標となる3カ月先物は前日に比べ0.2%高い1トン6497ドルで取引されている。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は前日比1%近く高い1トロイオンス1825ドル前後で推移している。

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