欧州市場の主要指標11時半 株、軒並み安 ポンド下落
【NQNロンドン】18日午前の欧州株式市場で主要国の株価指数が軒並み下落している。英国時間11時半の時点では、ドイツ株式指数(DAX)とフランスのCAC40がそれぞれ5%安となっている。英株価指数のFTSE100種総合株価指数は4%安の水準で取引されている。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、企業業績の悪化を警戒した売りが続いている。航空機大手の欧州エアバスや航空機エンジン大手の仏サフラン、航空・防衛機器の英メギットなどの下げが目立つ。各国が入国制限を強めるなかで旅行需要が減り、航空機産業の先行き懸念が強まっている。
外国為替市場では、英ポンドが対ドルで下落した。英国時間11時半の時点では、前日の16時時点に比べ0.0100ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.1910~20ドルだった。金融市場の動揺が続くなかで投資家が運用資産を売って現金化するのに伴い、ドル需要の堅調さが続くとの見方からポンド売り・ドル買いが出た。ユーロの対ドル相場は小動き。同0.0020ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0980~90ドルだった。ドイツ国債の利回りが上昇(価格は下落)し、独米の金利差縮小を見込んだユーロ買い・ドル売りが入った。
ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場は下落している。指標となる3カ月先物は前日に比べ5%ほど安い水準で推移している。