欧州市場の主要指標11時半 ポンド安値圏 欧州株、原油が急落

2020/3/16 21:40
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【NQNロンドン】週明け16日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで安値圏で推移している。英国時間11時半の時点では、前週末13日の16時時点に比べ0.0130ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.2270~80ドル。

英イングランド銀行(中央銀行)による追加緩和の思惑などがポンド売りを促している。一時1.2263ドル程度と2019年10月中旬以来、約5カ月ぶりのポンド安・ドル高水準を付けた

ユーロは対ドルで5営業日ぶりに反発している。0.0100ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1160~70ドル。

米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げに伴う独米の金利差縮小を見込んだユーロ売り・ドル買いが優勢で推移している。

円は対ドルで大幅に上昇している。1円20銭円高・ドル安の1ドル=105円90銭~106円ちょうどで推移している。

16日の欧州株が再び急落したことを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり「低リスク通貨」とされる円が買われている。

英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前週末の終値に比べ6.81%安。欧州で新型コロナウイルスの感染拡大が加速し、ヒトの移動制限などによる域内の経済活動の停滞を警戒した売りが加速した。景気動向に敏感な銀行株や原油株などを中心に幅広い銘柄が下落している。11時時点で旅行のTUIは30%超安、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループは20%超安で推移している。ネット通販の売り上げが増加しているネット専業スーパーのオカド・グループは高い。

欧州各国の主要株式相場も総じて急落している。新型コロナ対策でドイツなどが国境封鎖に踏み切り、域内景気の先行きに悲観的な見方が強まった。

ドイツ株式指数(DAX)とフランスのCAC40は8%、イタリアのFTSE・MIBは9%、スペインのIBEX35は10%、それぞれ下落している。

ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル30.57ドル付近に急落。前週末比で9.7%下げている。新型コロナ対策による移動制限で輸送用のエネルギー需要が減速するとの懸念が広がった。

ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1477.62ドル前後と大幅に下落。前週末比で3%安となっている。一時は1456ドル台と19年12月上旬以来の安値を付けた。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場も3%超安と大幅に下げている。指標となる3カ月先物は1トン5200ドル台後半と、16年11月上旬以来、約3年4カ月ぶりの安値水準となっている。

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