【NQNロンドン】7日午前のロンドン外国為替市場で、円の対ドル相場は下落している。英国時間11時半時点では、前週末の16時時点に比べ20銭円安・ドル高の1ドル=108円30~40銭で推移している。米景気減速への過度な懸念が和らぎ、ドル買い・円売りが優勢となっている。
欧州各国の主要株式相場は下落している。各国とも上がって始まったものの買いは続かなかった。米中間の貿易交渉の進展が期待されるものの、欧州景気や英国の欧州連合(EU)離脱問題の行方、長期化している米政府機関の一部閉鎖が懸念され、多くの国で下落に転じている。
英株価指数FTSE100種総合株価指数は同11時半時点で、前週末の終値に比べ0.64%安で推移している。銀行株とたばこ株の値下がりが株価指数を押し下げている。個別では、ガス供給・販売のセントリカが大幅安と目立つ一方で、鉱業のフレスニージョが高い。
ドイツ株式指数(DAX)は0.49%安。フランスのCAC40は0.4%、スペインのIBEX35も0.04%、それぞれ下落している。ただ、イタリアのFTSE・MIBは0.26%高と買い戻されている。
ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル58.40ドル付近に上昇。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1290.85ドル前後に上がっている。ロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場も堅調に推移している。