欧州市場の主要指標11時半 ポンド下げ拡大 ニッケル5年ぶり高値

2019/9/2 20:27
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【NQNロンドン】2日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで下げ幅を広げた。英国時間11時半の時点では、前週末の8月30日16時時点に比べ0.0100ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.2080~90ドル。1.21ドル台を下回るのは8月20日以来ほぼ2週間ぶりとなる。

朝方の英経済指標の低下を受けて国内景気の減速を懸念した売りが強まった。英議会の再開を3日に控えて英政局の先行きに対する警戒感も相場の重荷になっている。

ユーロも対ドルで安値圏となっている。0.0050ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0960~70ドル。

円は対ドルで小反落。20銭円安・ドル高の1ドル=106円30~40銭で推移している。

堅調な欧州株を背景に「低リスク通貨」とされる円売りが優勢で推移している。もっとも2日は米市場が祝日で休場となり、主要な米経済指標の発表予定もないことから値動きは限定的だ。

英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前週末の終値に比べ1.38%高と上げ幅を拡大した。ポンド安を受けて医薬品株、たばこ株、石油株など多国籍企業銘柄を中心に買いが広がっている。なかでも医薬品のアストラゼネカと酒類のディアジオが高い。銀行株も上昇している。買いが先行していた総合ヘルスケアのNMCヘルスは、利益確定の売りで下落に転じている。鉱業のアントファガスタが安い。

欧州各国の主要株式相場も総じて上昇するなか、イタリアのFTSE・MIBは1%高と上げ幅を広げた。

ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)で北海ブレント先物相場は1バレル59.19ドル付近で小動きで推移している。ロンドン地金市場協会(LBMA)の金価格は1トロイオンス1524.69ドル前後に上昇。ロンドン金属取引所(LME)で、ステンレス銅などに使われるニッケル3カ月物の価格は急伸した。一時は1トン18850ドル程度と、前週末に付けた高値を更新し2014年9月以来、約5年ぶりの高値水準を付けた。主要生産国のインドネシア政府がニッケルの禁輸規制を来年に前倒しする方針が伝わり、供給不足による先高観から買いが膨らんでいる。

銅先物相場は下落。米中対立の長期化による需要減速を懸念した売りが出た。

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