「市場と蜜月なし」大統領令が広げた波紋
米州総局 山下晃
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30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比122ドル安と大幅に続落した。トランプ米大統領が署名した難民・移民の制限を巡る大統領令に反発の声が強い。市場でも不透明感が台頭し、ダウ平均は昨年11月の米大統領選以来最大の下げ幅を記録。節目の2万ドルを大きく割り込んだ。
「トランプ・ウォリーズ(懸念)が今、始まっている」。ファースト・スタンダード・フィナンシャルのピーター・カルディロ氏は懸念を隠さ...
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