ホンダが手にした「日米安保」 GMと燃料電池車部品合弁
[有料会員限定]
【デトロイト=中西豊紀】ホンダが2020年めどに、燃料電池車(FCV)の基幹部品を米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同生産する。生産合弁会社を米ミシガン州に設立し、現地で約100人を雇用する。背後にあるのは日本との自動車貿易を批判し、雇用増の圧力を高めるトランプ米大統領の存在だ。ホンダが見つけたのはGMという「安全保障」だ。
「我々はワンチームだ」。30日、デトロイト市内での記者会見に登壇したホンダの神...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1364文字