ICBM迎撃実験の成功を発表 米国防総省

2017/5/31 6:04
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=永沢毅】米国防総省は30日、米本土を射程に入れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した初めての迎撃実験を太平洋上で実施し、成功したと発表した。ミサイル防衛システムの信頼性を高め、ICBMの開発を進める北朝鮮をけん制する狙いがある。

実験では、まず模擬のICBMを太平洋にあるマーシャル諸島クエゼリン環礁から発射。これをカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から発射した地上配備型迎撃ミサイル(GBI)で迎撃した。国防総省のシリング・ミサイル防衛局長は声明で「大きな成果だ。この防衛システムは国土防衛に極めて重要だ」と語った。

GBIによるミサイル迎撃実験は1999年から計17回実施し、9回迎撃に成功している。従来はICBMよりも射程の短い中距離弾道ミサイルなどを想定した実験だった。

国防総省のデービス報道部長は30日の記者会見で今回の実験を「現在の北朝鮮を巡る緊張にあわせたものではない」としながらも「我々が迎撃能力を持っていることを示す理由の一つは、明らかに北朝鮮の存在がある」と指摘した。トランプ政権は今回の実験で、ICBMの開発を急ぐ北朝鮮に対する抑止力を示した形だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]