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糖尿病薬首位のノボ、EU離脱の英で研究投資160億円

【フランクフルト=加藤貴行】糖尿病治療薬世界首位のノボノルディスク(デンマーク)は30日、英オックスフォード大学との糖尿病の共同研究を通じ、英国に10年間で総額10億クローネ(約163億円)を投じると発表した。英国は欧州連合(EU)からの離脱を決め医薬品の研究開発投資が停滞する懸念があったが、ノボは同大学の専門性を評価。現地で最大100人の採用も計画する。

共同研究の対象は、肥満や糖尿病などが原因でインスリンの働きが悪くなる「2型糖尿病」。ノボはオックスフォード大学の敷地内に研究センターを新設し、産学連携を通じて次世代の治療法を探る。

ノボにとって、世界的に患者が増え続ける2型糖尿病の治療薬は主力分野のひとつ。同大学の人材やノウハウの集積を評価し、デンマーク国外に先端の研究拠点を置く。

英製薬産業協会によると、製薬は英国全体の研究開発投資の2割強を占め、同国の知識集約型産業の代表格だ。外資系企業も研究拠点を置き、域内の専門性の高い人材が集まる。それだけにEU離脱で国内の投資が停滞したり、拠点を欧州大陸に移したりする動きが出るとの懸念が広がっていた。

昨年7月には、英製薬最大手のグラクソ・スミスクラインが英国内でのバイオ医薬品の増産などに総額2億7500万ポンド(約390億円)することを決めた。今回は外資のノボが新規投資を決め、英国の業界関係者には朗報となる。

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