ベネズエラで警察ヘリコプターが最高裁を攻撃
【サンパウロ=外山尚之】政情不安が続く南米のベネズエラで27日、警察のヘリコプターが最高裁を攻撃する事件が発生した。マドゥロ大統領は「テロリストの攻撃だ」と断言するが、詳細や真偽のほどは不明。4月に始まった反政府デモが長期化するなか、新たな局面を迎えることとなった。
マドゥロ氏は27日夜に実施したテレビ演説で、武装集団によってハイジャックされたヘリコプターから最高裁に向かって手りゅう弾が投げ入れられたが、不発だったと説明。「我々はすぐにヘリコプターを捕まえる」と話した。
政権側の説明には不審な点が多いと指摘する声もある。現地在住のジャーナリストはツイッターを通じ、政府が憲法改正の手続きを強引に進めるなか、これを正当化するための「自作自演」の疑いがあるとの地元住民の声を伝えている。
原油安や経済失策で近年、ベネズエラ経済は食品や医療品が不足する状態が続く。政権への反発を強める国民に対し、マドゥロ氏は「米国に操られた野党勢力がクーデターをたくらんでいる」と主張している。












