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「クルド独立」勝利宣言 イラク政府に対話求める

(更新)

【アルビル(イラク北部)=佐野彰洋】イラク北部クルド自治政府トップのバルザニ議長は26日夜、25日実施の独立の是非を問う住民投票を受け、「我々は歴史の新しい段階に入った」と述べ勝利宣言した。イラクの中央政府に「対話の扉を閉ざさぬよう求める」と交渉を呼び掛けたが、同政府は投票は違憲とし交渉を拒否した。トルコ、イランといった隣接国のほか米国なども投票に反対しており、事態は混迷を深めそうだ。

バルザニ氏はテレビで演説し、「賛成票は独立の肯定であり虐殺への反対だ」などと語った。選管当局は26日深夜(日本時間27日朝)時点ではまだ投票結果を発表していないが、現地メディアの集計によると9割超が賛成票を投じたもようだ。

クルド側は「真剣な交渉に臨むべきだ」(バルザニ氏)などと求めたが、中央政府は強く反発した。アバディ首相は26日の記者会見で、72時間以内にクルド人自治区内にある2つの国際空港の管理を引き渡すよう要求した。応じない場合は、自治区を発着する国際線の運航を禁じる封鎖措置を科すと警告した。

自国に住むクルド人の分離・独立要求の高まりを警戒する近隣国や中央政府は圧力を強めている。トルコのエルドアン大統領は26日、「経済制裁から軍事面まであらゆる選択肢が机上にある」と警告。クルド人自治区との国境地帯では、トルコ軍とイラク軍の合同軍事演習も始まった。イラン軍当局は国境付近にミサイルシステムを追加配備したと明らかにした。

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