「アマゾン恐怖銘柄指数」急落 高級スーパー買収受け

2017/6/20 7:12
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【ニューヨーク=伴百江】アマゾン・ドット・コムの躍進で打撃を受ける株式銘柄を集めた「アマゾン恐怖銘柄指数」が急落している。アマゾンによる高級スーパーのホールフーズ・マーケットの買収発表を受け、先週末にはライバルのスーパーや小売りチェーンの株価が軒並み急落。そうした銘柄で構成するこの指数が一時、時価総額ベースで320億ドルの下落に見舞われた。

指数は英語でデス・バイ・アマゾン(Death by Amazon)と呼び、アマゾンの収益拡大や新規事業参入、買収などの躍進の影響を受け、業績が悪化すると見込まれる小売関連企業54社で構成する。百貨店のJCペニー、書籍チェーンのバンーズ・アンド・ノーブル、事務用品のステープルズなどが含まれている。

米投資情報会社ビスポーク・インベストメント・グループが2012年2月に設定。事業の収益源の大半をネットではなくリアルの店舗から確保し、販売する商品は他社の製品が中心で、S&P1500種株価指数とS&P小売セレクト指数に採用されている銘柄が指数に採用する条件。

先週末のアマゾンによるホールフーズ買収の発表を受け、指数は1日で設定後、最大の急落に見舞われた。最も大きな下落となったのが、カリフォルニア州の食品スーパー、スマート・アンド・ファイナル・ストアーズで19%下落。米最大の食品スーパーのクローガーは9%、会員制卸売りのコストコ・ホールセールは7%、小売業最大手のウォルマート・ストアーズは5%それぞれ下落した。

週明けの19日には多少買いが入った銘柄もあるが、54銘柄の年初からの値動きを見ると、半分以上が2桁の下落率に見舞われている。

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