オラクル、創業者のエリソン氏がCEO退任
会長兼CTOに就任

2014/9/19付
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【シリコンバレー=小川義也】米IT(情報技術)大手のオラクルは18日、創業者のラリー・エリソン氏(70)が最高経営責任者(CEO)を退き、共同社長を務めるマーク・ハード氏(57)とサフラ・キャッツ氏(52)がそろって共同CEOに昇格する人事を発表した。エリソン氏は会長兼最高技術責任者(CTO)に就任。新体制でインターネット経由でソフトや機能を利用するクラウドコンピューティング時代への対応を加速する。

エリソン氏は1977年に他の2人のソフトウエア技術者とオラクルを創業して以来、37年にわたってトップを務めてきた。宿敵の米マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツ氏が2000年にCEOを退き、盟友だった米アップルのスティーブ・ジョブズ氏が11年に他界。シリコンバレーの創業者CEOとしては最年長で、在任期間も最も長かった。

エリソン氏はCEOとしての日常業務は離れるが、実質的な経営体制は大きくは変わらない見通し。エリソン氏は声明で、「我々3人はここ数年、一緒にうまくやってきた。この体制を変えるつもりは当面ない」と説明。オラクル取締役会のマイケル・ボスキン議長によると、「ラリーは引き続きフルタイムで働き、製品開発や技術戦略に集中する意向を明確にしている」という。

ハード氏とキャッツ氏は10年から共同で社長職を務めてきた。ハード氏が営業やサービス部門を担当し、最高財務責任者(CFO)を兼務するキャッツ氏が財務や法務、製造部門を担当する分業体制は、共同CEOとなった後も変わらない。

米IT業界の間では老舗企業を中心にトップの世代交代が相次いでいる。MSは今年2月、2000年からCEOを務めてきたスティーブ・バルマー氏の後任にサティア・ナデラ氏が就任。半導体最大手の米インテルでは昨年5月、ポール・オッテリーニ氏からブライアン・クルザニッチ氏にCEOが交代した。

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