バルセロナの車暴走、13人死亡 ISが犯行声明
【バルセロナ=白石透冴】スペイン第2の都市バルセロナで17日、バンが群衆に突っ込んだテロ事件で、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が犯行声明を出した。死亡者は13人、けが人は約50人に膨らんだ。警察当局はこれまでにテロに関わったとみられる容疑者2人を拘束した。
仏AFP通信などが伝えた。拘束された容疑者のうち1人の氏名はドリス・ウカビール。国籍や車に乗っていた容疑者なのかなどは明らかになっていない。ほかにも共犯者がいる可能性があり、警察当局が捜査を続けている。
犠牲者の中にはベルギー人が含まれているが、邦人被害の有無は分かっていない。ラホイ首相はバルセロナの警戒レベルを高めるとツイッターで表明した。
事件は17日午後、バルセロナ中心部で観光客が集まるランブラス通りで発生した。車を使ったテロはフランスのニース、英ロンドン、独ベルリンでも起きている。