NY特急便 指標低迷が映す米株相場の原点回帰
NQNニューヨーク・増永裕樹
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米株式相場が久々に「原点」へ回帰した。15日のダウ工業株30種平均は3日ぶりの反落も、週末の終値は3週間ぶりに昨年末の水準を上回った。週半ばの「貯金」を演出したのは、米国の緩和的な金融政策が長期間続くとの期待だ。浮き彫りになった米景気の足腰の弱さが、皮肉なことに相場が息を吹き返す原動力になった。
「全ての目は米連邦準備理事会(FRB)に向いている」。ある大手証券の売買担当者は、金融当局の次の一手こ...
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