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米商務長官候補、知日派ロス氏が浮上

【ワシントン=河浪武史】トランプ米次期政権の商務長官に、知日派で投資家のウィルバー・ロス氏の就任案が浮上した。ロス氏は企業再建を得意とする著名投資家で、大統領選ではドナルド・トランプ氏の経済政策顧問を務めた。2000年に幸福銀行(当時)を買収するなど日本でも投資経験があり、日米交流団体の会長を務めるなど親日派の1人としても知られる。

著名投資家のカール・アイカーン氏が15日、トランプ氏との会談後に同氏の人事構想を明らかにした。財務長官には、陣営の財務責任者を務めた銀行家のスティーブン・ムニューチン氏が有力だと指摘した。両氏がそれぞれ就任すれば、ウォール街出身者が財政、経済政策を担うことになる。

トランプ氏は大統領選で、貿易政策を取り仕切る米通商代表部(USTR)と産業政策を担う商務省の統合に言及したことがある。ロス氏はトランプ氏に米国の貿易赤字解消を進言しており、次期政権の産業・通商政策を主導する可能性もある。

ロス氏は従来は自由貿易の推進派で、知日派の1人として日本の環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を強く促してきた経緯もある。日本は反TPPなど保護貿易主義を掲げるトランプ氏の通商政策を注視しているが、実業家のロス氏が就任すれば、現実路線に転じる可能性もある。

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