「ポケモンGO」に便乗? ヒラリー陣営、ストップで集会
【シリコンバレー=小川義也】スマートフォン(スマホ)ゲーム「ポケモンGO」のブームに便乗する動きが米大統領選にも広がってきた。民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前米国務長官の陣営は14日、ゲームの中でポケモンを捕まえるために使うアイテムが入手できる「ポケストップ」に指定されているオハイオ州の公園で16日に公式集会を開く計画を明らかにした。
集会を開くのはオハイオ州レイクウッドにあるマジソンパーク。同公園はポケストップのほか、捕獲したモンスター同士を戦わせることができる「ジム」にも指定されている。
ヒラリー陣営は集会にあわせ、ポケストップにモンスターを一定時間おびき寄せられるアイテムを使用する計画だ。陣営のサイトでは「無料でポケモンを捕まえ、戦わせよう。選挙人登録を行い、ヒラリー・クリントンについてもっとよく知ろう。子どもたち歓迎」として、家族連れの参加を呼びかけている。
クリントン氏は民主党の候補指名を確実にしたものの、若い世代の支持拡大に苦戦している。党大会が月末に迫るなか、米国の若者を夢中にさせているポケモンGOの人気にあやかろうという作戦のようだ。