2019年7月17日(水)

ブラジル大統領、検察から2度目の起訴要求
捜査妨害と組織汚職を先導した容疑で

2017/9/16 7:45
保存
共有
印刷
その他

【プエルト・イグアス(アルゼンチン北部)=外山尚之】ブラジル検察当局は14日、テメル大統領を捜査妨害と組織的な汚職を先導した罪で起訴するよう、最高裁に求めた。実際に起訴するためには下院議員の3分の2の承認が必要となるため、裁判に進むかどうかは不透明。テメル氏が起訴を求められるのは6月以来、2度目となる。前回に続き起訴から逃れられるかどうか、正念場となりそうだ。

検察の声明によると、テメル氏は大統領就任後、自身の汚職疑惑を隠すため、食肉大手JBSの経営者に隠蔽工作を頼んだとされている。また、検察はテメル氏が大統領代行となった昨年5月から「犯罪組織のリーダーになった」と糾弾。自身が所属するブラジル民主運動党(PMDB)が企業から賄賂を受け取るのを主導したという。

テメル氏は同日夜、「検事総長は彼の過ちを覆い隠すための無責任な歩みを続けている」と、今回の起訴要求を非難する声明を発表。テメル氏の容疑を構成する証言について「信頼性に欠けており、一貫性がない」とし、「2度目の起訴は不条理に満ちている」と全面的に否定した。

汚職疑惑がつきまとうテメル氏だが、テメル氏の起訴に執念を燃やすジャノ検事総長は月内に任期が終わり、後任はテメル氏が指名した別の検事にとなる。地元メディアは今回の疑惑を乗り切ればテメル氏の任期満了が見えてくると報じており、今後は8月に続き議会で起訴をつぶすための多数派工作を進めることになる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。