米百貨店ニーマン・マーカス、カナダ大手と身売り交渉か

2017/3/15 5:04
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【ニューヨーク=河内真帆】米高級百貨店ニーマン・マーカス・グループは14日、金融アドバイザーを起用したと発表した。身売りも視野に負債圧縮策を検討する。1月末時点の長期債務が44億ドル(約5000億円)と、年間売上高に匹敵する規模で、財務リストラが急務になっている。

米フロリダ州マイアミにあるニーマン・マーカス・ラストコール(昨年11月)=AP

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は同日、関係者の話として、カナダ百貨店大手のハドソンズ・ベイが買収交渉を始めたと報じた。買収総額など詳細は不明だが、ハドソンズは負債を引き受けず、事業資産だけの取得を目指しているという。

ハドソンズを巡っては年初から、米百貨店最大手のメーシーズについて買収を模索しているとの観測が出ていた。「小が大を飲み込む買収」になるため、断念したとみられる。報道によると、メーシーズ買収交渉の最中にニーマン側から打診があり、ハドソンズは交渉の相手を変更した。

ニーマンは全米で約40店の高級百貨店「ニーマン・マーカス」のほか、高級店「バーグドルフ・グッドマン」、アウトレット店「ニーマン・マーカス・ラストコール」などを展開している。カナダの年金基金と米投資運用会社アレス・マネジメントが2013年にニーマンを買収し、非上場にした。再建後の再上場を目指したが、業績低迷もあり1月に断念した。

14日発表した16年8月~17年1月期決算は最終損益が1億4000万ドルの赤字(前年同期は200万ドルの赤字)、売上高は前年同期比7%減の24億7400万ドルだった。

ハドソンズは米高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」や米百貨店「ロード・アンド・テイラー」などを保有している。ニーマンの買収により富裕層開拓を進めるとの見方がある。

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