2017年11月19日(日)

グテレス国連総長、北朝鮮制裁「加盟国は完全履行を」

2017/9/14 4:47
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 【ニューヨーク=高橋里奈】国連のグテレス事務総長は13日に記者会見し、「北朝鮮は朝鮮半島と地域で大きな不安定と緊張を生み出した」と非難した。安全保障理事会が11日に採択した追加制裁決議は「北朝鮮は国際的義務に従わなければならないという明確なメッセージ」と指摘。「全国連加盟国に決議の完全な履行を求める」と訴えた。またミャンマー政府に対し、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する「軍事行動を停止し、暴力を終わらせるよう求める」と要請した。

13日、国連本部で記者会見するグテレス国連事務総長(ニューヨーク)=国連提供

 12日の第72回国連総会開幕を機に国連本部で記者会見した。「最も重大な世界の2つの懸念」として、北朝鮮の核・ミサイル開発問題とミャンマーでのロヒンギャ迫害をあげた。

 北朝鮮については安保理が全会一致で追加制裁決議を採択したことを歓迎する一方、「安保理の結束は外交的関与の機会も生み出す」として政治的解決を訴えた。軍事行動は「世代を超えて乗り越えなければならない大規模な惨状を生み出しかねない」として、対話の必要性を強調した。

 またグテレス氏はミャンマーのロヒンギャ迫害問題について「人道状況は壊滅的だ」と懸念を表明。隣国バングラデシュに避難したロヒンギャ難民は約38万人に上ったとし、「すべての国に人道支援を要請する」と呼びかけた。「治安部隊による市民に対する攻撃も報告されている」とし、「とても受け入れられない」とミャンマー当局を非難した。国連機関や国際非政府組織(NGO)の支援活動も途絶えさせられているという。

 ミャンマー政府は12日、アウンサン・スー・チー国家顧問兼外相が国連総会に出席しないことを明らかにした。ロヒンギャ問題を巡って、ノーベル平和賞受賞者のスー・チー氏に国際的な批判が高まっていることを考慮したとみられる。スー・チー氏は昨年、初めて総会で演説し、国民の和解を訴えて国際社会から歓迎されていた。

 国連安全保障理事会も13日、ロヒンギャ問題を議論した。エチオピアのアレム国連大使は会合後、「(ロヒンギャが居住する)ラカイン州での暴力を終わらせるよう迅速な手段をとるよう要請し、治安活動中の行き過ぎた暴力の報告について懸念を表明する」との声明を読み上げた。ミャンマー政府に人道支援を促進し、緊張緩和と難民問題の解決を求めた。

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