2019年2月23日(土)

バイアコムとCBS、合併検討を中止 親会社が要請取り下げ

2016/12/13 7:44
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【ニューヨーク=清水石珠実】米メディア大手のバイアコムとCBSは合併の検討作業を中止する。両社の取締役会に対し9月末に合併の検討を要請していた親会社「ナショナル・アミューズメント(NAI)」が12日、中止を申し入れた。業績が低迷するバイアコムは、単独で経営改革を目指すことになる。

NAIは12日発表した声明で「今は合併に最適な時期ではないと判断した」と説明した。11月中旬以降、バイアコムの暫定最高経営責任者(CEO)を務めてきたボブ・バキッシュ氏の改革案を評価し、当面は同氏の指揮下で立て直しを急ぐ。当初から業績が好調なCBSは、バイアコムとの合併に消極的だった。

検討中止を受け、バイアコムは12日に取締役会を開き、バキッシュ氏を同日付で正式なCEOに任命する人事を決めた。社長職も兼務する。同氏は1997年入社のベテランで、主に海外事業の拡大に尽力してきた。

バイアコム、CBS両社の議決権約8割を握るNAIを率いるのはメディア王サムナー・レッドストーン氏だが、93歳と高齢で、実権は娘シャリ・レッドストーン氏が握る。最近のメディア業界は米通信大手AT&Tによるメディア大手タイムワーナーの買収など、再編機運が高まっている。シャリ氏は、父サムナー氏が約10年前に分離した2社を再度統合し、競争力を高める構想を持っていたとされる。

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