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iPhone10周年で大刷新 11万円台、高級路線鮮明

最上位機種「iPhoneX」、ホームボタン廃止、顔認証、無線給電、AR機能も

【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルは12日、米カリフォルニア州クパチーノの新本社で新製品発表会を開き、スマートフォン(スマホ)の最上位機種「iPhoneX」の投入を発表した。初代iPhone投入から10周年がたち、スマホ市場は成熟し始め価格は下落傾向にある。だが、アップルは既存機種の刷新とは別に、デザインを大幅に変えた10万円以上の最上位モデルを追加。IT(情報技術)業界の高級ブランドとして、あえて単価引き上げに動いた。

iPhoneXは液晶に比べ薄い有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)を採用し、電池を増量。持続可能時間を前モデルより2時間延ばした。指紋認証機能がついた物理的なホームボタンを廃止し、顔認証に置き換えることで画面が端末全体を覆う形にして5.8インチまで大型化した。顔認識機能を生かし、顔の表情を反映した絵文字など、より感情が伝わりやすい形でメッセージを送信できるようにした。

ソフトとハードを融合しカメラ機能も充実させた。センサーを生かしたAR(拡張現実)機能も搭載。ゲームなどのアプリを開発しやすくした。価格は999ドル(日本は11万2800円)から。ただ、量産立ち上げが難航しており、発売は11月3日となる。10月27日から予約できる。

既存機種の後継モデルとして「iPhone8」も4.7インチと5.5インチの液晶画面の2機種を22日に発売する。価格は7万8800円から。カメラの光調整機能を向上させ、被写体をより強調した撮影がしやすくなった。価格を気にせず最新機能を求めるコアな層とは別に、既存モデルと操作感を変えてほしくない顧客向けの後継モデルも残した。

新モデルは全て背面にガラスを採用し、無線給電が可能になった。廉価版の小型モデル「iPhoneSE」の販売も継続する。新製品の単価引き上げでiPhoneの価格帯の幅は6万3千円から9万円に広がった。

腕時計型端末「アップルウオッチ」の第3世代モデルも22日に発売する。価格は3万6800円からで、運動時などiPhoneが近くになくても単独での通信が可能なモデルは4万5800円から。米スタンフォード大と組んだ心拍数分析などの健康管理機能を充実させる。テレビ向け端末「アップルTV」は4K画像に対応した。

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