トムソン・ロイター、知財・科学事業を投資会社に売却
【ニューヨーク=平野麻理子】米調査会社のトムソン・ロイターは11日、知的財産と科学情報事業を売却すると発表した。売却先は投資会社のオネックスとベアリング・プライベート・エクイティ・アジアで、2社は合計35億5000万ドル(約3600億円)を現金でロイターに支払う。
売却するのは、知財や科学に関する情報を政府や大学、企業に提供する事業。情報は新規事業の開発などに活用されているという。ロイターは売却益を自社株買いや債務の返済、他事業への投資などにあてる方針だ。