米ロウズ、プラスチック容器会社を買収 約1300億円で
【ニューヨーク=西邨紘子】複合企業の米ロウズは11日、米有力投資会社のベイン・キャピタル・プライベート・エクイティから食品・日用品向けプラスチック容器の米コンソリデーテッド・コンテナを12億ドル(約1300億円)で買収すると発表した。4~6月期の手続き完了を見込む。
コンソリデーテッド・コンテナは従業員数2300人。食品・飲料、洗剤、殺虫剤など幅広い日用品メーカーにプラスチック容器を供給している。北米に57カ所のプラスチック工場と2カ所のリサイクル工場を持つ。
ロウズはホテルやエネルギーなど幅広い事業を傘下に持つ。コンソリデーテッド・コンテナの買収に伴い、プラスチック容器を手がける事業部門「ロウズ・パッケージング・グループ」を新たに立ち上げ、同分野に進出する。ロウズのジェームズ・ティッシュ最高経営責任者(CEO)は参入の理由として、キャッシュフローが多いことや安定した需要が見込めることなどを挙げた。