共同経済活動の推進で一致、日ロ首脳会談

2017/7/8 4:45
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 【ハンブルク=羽田野主】安倍晋三首相は7日夕(日本時間8日未明)、ロシアのプーチン大統領と訪問先のドイツ・ハンブルクで会談した。首相は「(北方領土で日ロ両政府が取り組む)共同経済活動や、元島民の自由な墓参への協力を推進し信頼関係をさらに醸成していきたい」と呼びかけた。8月下旬にモスクワで外務次官級の協議を開き、共同経済活動の事業の絞り込みを進める方針で一致した。

安倍首相=左=とロシアのプーチン大統領(7日、ドイツ・ハンブルク)

 両首脳の会談は今年4月のモスクワ以来。会談は約1時間半遅れて始まった。プーチン氏は冒頭「米ロ首脳会談が長引いて遅れた」と陳謝した。首相は「国際問題を解決するには米ロの協力が不可欠。しっかりと会談したことを歓迎する」と応じた。会談は約50分間だった。

 共同経済活動は昨年12月の日ロ首脳会談で実現に向けた協議を始めることになった。両首脳は共同経済活動に関する日本の官民調査団が今年6月に北方領土を訪れ、漁業や観光施設などを視察したことに関して「有意義で今後の検討加速につながる」との認識で一致した。

 首相は北方領土の経済交流や人の往来を活発にして、平和条約締結のための交渉につなげたい考え。日本政府関係者によると「首相とプーチン氏だけで平和条約交渉について突っ込んだ話しあいが15分程度あった」という。

 天候不順で6月から延期になった北方領土の元島民らによる国後、択捉両島への初の空路墓参については9月に再調整する方針で一致した。

 米国などに挑発行動を続ける北朝鮮について、首相は「国際社会の声を無視し、ミサイル開発を進める北朝鮮に圧力強化が必要だ」と強調した。プーチン氏は「核不拡散体制と矛盾する北朝鮮の行動はやめるように働きかけている」と述べたが、両国の温度差をうかがわせた。

 両首脳は9月にロシア・ウラジオストクで開く東方経済フォーラムで再び会談することを確認した。

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