2019年2月20日(水)

独シーメンス、IoTで米IBM「ワトソン」と連携

2016/12/8 3:18
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【ミュンヘン=加藤貴行】独シーメンスは7日、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」分野で米IBMとの提携拡大を発表した。IBMの人工知能(AI)型コンピューター「ワトソン」を、自社のIoT基盤「マインドスフィア」に組み込み、工場などのデータ分析を円滑にする。シーメンスは米マイクロソフトや独SAPなどIT(情報技術)大手と相次ぎ提携の輪を広げている。

ミュンヘンで開いた自社イベントで発表した。提携拡大により、シーメンスのIoT基盤を使う顧客が、機器から集めたデータを分析する際などに継ぎ目なくワトソンを使えるようになる。またIBMはマインドスフィア上で使える、機器の故障を事前に予知する応用ソフトなどを開発する。

両社はIoTを活用したビル管理の効率化サービスなどで提携しているが、産業分野のIoTでの協力まで踏み込んだ。

シーメンスは産業機器などを納めてきた企業のデジタル化を商機とみて、産業用ソフトやデジタル関連サービスを成長分野と位置づける。2016年9月期の両事業の合算売上高は43億ユーロ(約5250億円)で前の期から12%伸びた。

マインドスフィアはソフト、サービスの双方をつなぐ基盤となる。シーメンスは自社にない領域をIT大手などから補完し、この基盤を使う企業の利便性を高めながら裾野の拡大を急ぐ。同様のIoT基盤で競合する米ゼネラル・エレクトリック(GE)などに対抗する構えだ。

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