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米経済「緩やかな拡大続く」 地区連銀報告

【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が7日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、7月から8月末までの米経済活動について「緩やかな拡大が続いた」との総括判断を示し、前回7月の報告と同様の見方を維持した。9月20~21日に開く次回米連邦公開市場委員会(FOMC)の討論資料になる。

大半の地区が経済は緩やかに拡大したと報告したが、カンザスシティー地区とニューヨーク地区は横ばいで、フィラデルフィア地区とリッチモンド地区では活動のペースが鈍化した。

雇用は緩やかに拡大した。ボストン地区など6地区で労働市場の逼迫が続いたほか、多くの地区がエンジニアや特殊技術を持つ建設労働者など熟練労働者の不足を報告した。賃金はセントルイス地区など一部で強い上昇が報告されたが、大部分の地区は賃金の上昇圧力が引き続き緩やかとした。物価上昇もおおむね緩やかだった。

米景気をけん引している個人消費はほぼ横ばいだった。ボストン地区など3地区は小売売り上げが緩やかに伸びたが、ダラスなど2地区では低下した。自動車販売は低下したが、全般に高水準を維持した。住宅市場は緩やかに拡大したが、一部で物件不足のためにペースの抑制が見られた。商業不動産活動は一段と拡大した。

観光はほぼ横ばいだったが、前年水準より良好だった。アトランタ地区の業者は、海外からの観光客が減っており、ジカ熱の影響を注視しているとした。

製造業は横ばい、もしくはやや上向きだった。セントルイス地区では複数の輸送機器や工業機械の製造業者が工場拡大計画を報告した。

同報告書は8月29日までの情報に基づき、全米の12地区連銀が最新の経済動向をまとめた。

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