2019年2月22日(金)

アップル、AI・ARを強化 音声自動翻訳など

2017/6/6 7:13
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【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルは5日、米カリフォルニア州サンノゼ市で開発者向けイベント「世界開発者会議(WWDC)」を開き、米グーグルや米フェイスブックが先行する人工知能(AI)とAR(拡張現実)の機能拡充を発表した。主要言語への音声自動翻訳や文脈をふまえた予定やアプリの通知などを可能にする。

AR向けのソフト開発者向けのツール提供も始める。自社設計する高性能半導体を使った処理の速さを他社との違いとして強調した。

音声に自動応答するAI「シリ」では英語から中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語への自動翻訳機能を開発した。読み上げがより自然な声になるよう調整する。

AIの顔認識で精度を高め、撮影した写真の自動編集機能を高める。またAI開発の基盤技術「機械学習」を使い予定、渋滞情報など利用者に最も有効な情報を自動で表示するようにする。

AR開発者向けには、カメラを向けた画像上に自然な光や物体が自然な見え方になるよう計算し調整した画像を重ねて表示できるようにする。こうしたAR開発者向けの仕組みは既にフェイスブックなども発表している。

アップルはAI開発でグーグルや米マイクロソフトに後れをとってきた。読み上げの音声を自然な感覚にする細かい調整や、顔に特化して精度を向上させるなどして付加価値を高めようとしている。個人情報のデータはできるだけ端末内で処理するなど、ティム・クック最高経営責任者(CEO)はプライバシー保護とセキュリティー重視でグーグルとの違いを強調した。

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