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米電力大手エクセロン、採算悪化で原発2カ所閉鎖

【ニューヨーク=稲井創一】米電力大手エクセロンは2日、米中西部イリノイ州にある2つの原子力発電所を2018年6月1日までに順次閉鎖すると発表した。シェール革命によるガス価格の下落で電力卸売価格も大きく低下し、採算が合わなくなっていた。イリノイ州政府に財政支援を要求していたが、法案成立の見通しがつかず、発電所の存続を断念した。

閉鎖するのは同州クリントンとコルドバにある原発。エクセロンの資料によると、両発電所とも沸騰水型軽水炉(BWR)を採用しており、合計で3基ある原子炉は廃炉になる公算が大きい。

シェール革命の影響で米国では天然ガス価格が10年前に比べ約3分の1に下落。ガス火力発電所の競争力が高まり、電力卸売価格も大幅に低下。発電コストが安いとされた原発の採算が悪化している。閉鎖する2カ所の原発だけで過去7年間に8億ドル(約880億円)の損失を計上していた。

11年の福島第1原発事故の影響もあり米原子力規制委員会(NRC)の安全規制が厳しくなり、建設・保守コストの負担が重くなっている。東芝の米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)がジョージア州などで新規の原発建設を計画しているが、原子力ビジネスに逆風が吹くなか、採算を確保するにはコスト管理の重要性が増している。

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