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グーグル、組み立て式スマホ断念か 米メディア報道

【シリコンバレー=小川義也】米グーグルが新型スマートフォン(スマホ)「プロジェクト・アラ(Ara)」の製品化を断念したことが2日、明らかになった。複数の米メディアが報じた。カメラやバッテリーなどのモジュール(複合部品)を組み立てて使うユニークな端末として注目されていたが、開発が難航していた。半導体を供給する予定だった東芝にも影響が出そうだ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、グーグルは最近、開発に協力していた外部企業にプロジェクトの打ち切りを伝えた。基盤技術や各種モジュールの開発には、東芝を含む10社以上が参加していた。

グーグルは今春、スマホやノートパソコンなど自社のハードウエア製品を統括する新部門を設立。中国レノボ・グループ傘下のモトローラ・モビリティーで社長を務めていたリック・オスターロー氏をトップに迎え、製品戦略の見直しを進めている。プロジェクト・アラの開発打ち切りもその一環とみられる。

ロイター通信によると、グーグルは自社での製品化は見送るものの、希望する外部企業に関連技術をライセンス供与することなどを検討しているもようだ。グーグルの広報担当者は一連の報道について「コメントできない」と述べた。

プロジェクト・アラは液晶ディスプレーやカメラなどスマホのハードを機能ごとに複数のモジュールに分解。利用者が好みや必要に応じてモジュールを入れ替え使う仕組み。技術革新の停滞が指摘されているスマホの新しい形として注目されていたが、製造コストが割高になりがちで、性能面でも既存のスマホに劣るケースがあるなど課題が指摘されていた。

東芝はプロジェクトがスタートした2013年当初から開発に参加。「エンドスケルトン」と呼ぶ骨格部分と各モジュールに搭載する制御用半導体を主に供給する計画だった。日本勢ではパナソニックTDKも協力企業に名を連ねている。

グーグルは5月に、アプリなどの開発者向けモデルを年内に限定発売すると発表していた。

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