米テスラ、「自動運転モード」作動中に初の死亡事故

2016/7/1 8:05
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 【シリコンバレー=兼松雄一郎】米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズは30日、セダン「モデルS」で「自動運転モード」作動中に死亡事故が起き、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が調査に入ったと発表した。テスラの自動運転モードでは、前の車の自動追従、自動レーン変更など運転支援により初歩的な自動運転が可能。事故がシステムの不備によるものかどうかは分かっていない。

テスラ・モーターズの電気自動車「モデルS」(15年1月、米デトロイト)=共同

 テスラによると、高速道路の分岐地点でモデルSはトレーラーの下に潜り込む形で衝突した。光が非常にまぶしい状態で車両のシステムも運転者もトレーラーを認識できず、ブレーキをかけた形跡がないという。

 テスラは「自動運転モードには1億3千万マイル(約2億1千万キロメートル)以上の走行実績があり、初めて死亡事故が起きた。米国では9400万マイルに1件、死亡事故が起きている」とし、人間の運転より安全だと強調した。

 テスラの自動運転モードはマーケティング上「自動運転」をうたっているが誇大広告の面があり、実際には運転補助機能にすぎないのが実情。

 技術的には自動運転の「レベル2」とされる初歩的な段階で、テスラは運転の責任は基本的に運転者側にあると明言している。運転者が常にハンドルを握り、いつでも自動運転から手動に切り替えられるようしておくよう求めている。自動運転モードの作動中にはその点を画面上でも運転者に周知している。

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