トランプ氏、起用10日で広報部長解任 混乱露呈

2017/8/1 6:44 (2017/8/1 9:21更新)
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【ワシントン=川合智之】トランプ米大統領は31日、21日に任命したばかりのスカラムチ広報部長の解任を決めた。米メディアによると、31日に首席補佐官に就いたケリー前国土安全保障長官がトランプ氏に要請した。政権の対外発信戦略を策定する要職の広報部長が起用から約10日で辞めるのは極めて異例。トランプ政権の混乱が際立ってきた。

31日、トランプ米大統領が解任を決めたスカラムチ広報部長=AP

ホワイトハウスは31日、スカラムチ氏は「ケリー氏が白紙の状態で自分のチームを組めるようにする」として身を引いたと発表したが、実際には更迭だったとみられる。同日朝のケリー氏の就任直後、スカラムチ氏に解任が通告されたようだ。

スカラムチ氏は投資会社の創業者。27日の米誌インタビューでプリーバス前首席補佐官を「偏執的な統合失調症」と罵倒したほか、放送禁止用語を連発するなど奔放な発言が目立っていた。サンダース大統領報道官は31日の記者会見で「大統領はスカラムチ氏のインタビューの発言を不適切だとみなしている」と述べた。

スカラムチ氏の起用に反対したスパイサー前大統領報道官とプリーバス前首席補佐官はいずれも退任した。トランプ氏は31日朝「ホワイトハウスは混乱していない!」とツイッターに投稿していた。

トランプ政権では発足半年の間に、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)やコミー前米連邦捜査局(FBI)長官、スパイサー氏やプリーバス氏ら、幹部が相次ぎ代わっている。サンダース氏は「大統領は全閣僚を100%信頼している」と述べたが、トランプ氏はセッションズ司法長官への不満をたびたび公言している。政権内の混乱は長引く公算が大きい。

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